羊の時刻

荻サカエの雑文置き場です。

春遠し

 雪が降ったあと近所を歩くと猫の散歩コースがありありと視認できる。

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 よく見るとまったく同じ場所を二種類の肉球が踏んで歩いている。スパイ猫がターゲット猫を跡を残さないように尾行したのか。はたまた『動物のお医者さん』の菱沼さんに恋をしていた純情少年みたいなストーカー猫がこの近所に住んでいるのか。

 いずれにしても、まだまだこういう気候なのでゼラニウムを戸外で管理するのはすっぱり諦めた。四月くらいまでは室内で管理するしか無い。

 部屋の中に花があれば一歩も外に出ないでお花見ができるんだから私としては大歓迎なのだけど、ならどうして「しか無い」と消極的な語尾になっているかと言うと家人が植物恐怖症だから。葉モノはまだマシなのだけど(それでも怖いことは怖いらしい)、花を不意打ちで「ほら」と見せると「ひいっ」と本気で怯える。気の毒だから出来ることならベランダで管理したかった。

 でも近所の散歩コースに点在する先輩ゼラニウマー宅は一人残らずゼラニウムを屋内で世話している模様。プリムラやパンジーはどんな大雪の日でも外に出しっ放しになっているのにゼラニウムは深窓の令嬢扱い。どの鉢も我が家のゼラニウムよりずっと葉の色も良くて頑丈そう。そんな個体であってもこの季節のこの地方の屋外には出せないと先輩がたは判断しているのだから、新参者の私としては素直に先達の叡智に学ぶのみ。

https://www.instagram.com/p/BQwufWohglW/

ゼラニウムには春本番まで室内に居てもらうことにした。つぼみが明日には咲きそう。#s7000 #nikon #flowerstagram #geranium #ゼラニウム #園芸

 我が家で一番日当たりの良い居間の家具をちょっと動かしてゼラニウムの居場所を作った。家人に悪いから居住空間である居間に置くのは昼間だけにして、夜は家人が帰ってくる前に玄関に引っ込んでもらおう。間男かくまってるみたいだ。

ゾナル系

https://www.instagram.com/p/BQpelnKhlD1/

またまた花を買ってしまった。春まではこれ以上増やさないつもりだったのに。あんまり天気が良かったしネコにも会えて嬉しかったからつい(などと供述しており) #ゼラニウム #geranium #ゾナル #鉢植え #園芸部 #flowerstagram

三月までは買わない」と言った舌の根も乾かないうちから。長い話を短くすると、値札をひとケタ見間違えた。「1280円」とでっかくはっきり書いてくれてあれば手にも取らなかっただろうに。くねくねした丸文字で「128oyen」と書いてあったもんだから「へえ安い。色もシャケみたいで可愛いじゃん。わーい」と気軽にレジまで連れて行ってしまった。正規の値段を知って青ざめた。でもその時にはもうすっかり情が移ってしまっていて、血の涙を流し「この子はうちの子です!」と叫んで大枚はたいたという次第。岩波文庫の『西行全歌集』今月こそ買うつもりだったけどあきらめた。

 

 1280円もしたくせにラベルには「ゾナル・ゼラニウム」としか書かれていなくてそれ以上の詳しい素性がまるでわからない。なんだか『からくりサーカス』を思い出す名前だ。「pac」とも書いてあって、調べたところこれは苗を開発したドイツの会社の名前なんだとか。まあ何はともあれ、だいぶ心臓に悪かったけど、ドイツからはるばる我が家へようこそ。

そろそろ新しく春の花を何か

ベランダに迎えたい。手入れが簡単で虫がつきにくくて安くて綺麗であんまり大きくならないのがいい。色々検討した末に「第一希望:ゼラニウム」と心を決めてホームセンターの園芸コーナーへ。

 で、一時間あまりああだこうだ悩んだ挙げ句なにも買わず帰宅した。ゼラニウム、売ってないことは無かったのだけど「ホワイトtoローズ」という洒落た名前のお高い品種(千円弱)しか入荷しておらず脳内議論が紛糾した。ゼラニウムと言えば耐寒性が比較的高いはず、ではあるけれど品種によっては弱いとか読んだような。ここ松本市の二月中旬の最低気温はマイナス五度六度が当り前。聞いたこと無い名前のこのゼラニウム、果たしてその寒さに耐えてくれるのか。そもそもピンクの花はそんな好きじゃないんじゃないのか。ゼラニウムならなんでもいいのか。そんなことより価格が高すぎはしないか。ゼラニウムのくせに。ゼラニウムのくせにとは何だ。

 脳内会議が収拾つかなくなってきたので一旦判断は保留、ということにして帰宅して検索(ガラホ使いなので出先ではネットできない)したところホワイトtoローズは「寒さにはやや弱く」やっぱり。うちにはサンルームなんて無いし、お迎えするとしたら三月以降という結論に。三月になったらなったでその頃には他にもいろいろ育ててみたい植物が入荷されてそうだけど、その時はその時でまたたっぷり楽しく悩めばいい。ミニバラとかポットガーベラとか、ハーブなんかも興味ある。

https://www.instagram.com/p/BQm0KfDhuEG/

風が強いので今日は室内で管理。チューリップの芽の口がちょっとだけ開いた。イルカみたいだ。#s7000 #tulips #nikon #チューリップ #園芸部

 

ベランダ園芸近況。

https://www.instagram.com/p/BQY7rBPgIK0/

今日も元気なプリ村さん。花がじゃんじゃん咲くので剪定してからベランダへ。坂源の園芸鋏は使いやすくて可愛くて使うのが嬉しい。#flowerstagram #primula #primrose #園芸部 #鋏

 

園芸デビューの初期費用

 衝動的にプリムラの苗を買って帰ってベランダの室外機の上の日溜まりに取り急ぎ安置しておいて、返す刀でホームセンターまでひとっ走りして最低限と思われるものだけをまずは揃えた。参考書は何年ものあいだ(園芸やりたいなあ。虫怖いなあ)といじいじしながら買い溜めてきたNHKテキスト『趣味の園芸』バックナンバー。以下はそのとき買ったものリスト。

 

・5号の鉢:プリムラには「素焼きの鉢」が良いとテキストに書いてあったので(『趣味の園芸』2011年1月号)ホームセンターの店の外のガーデニングコーナーの鉢売り場の「素焼き」と書いてある棚から手頃な大きさのものを買って来た。色が薄い鉢と濃い鉢とが並べてあり、暗い色の鉢のほうが花の黄色が映えそうだと思って色黒なほうの素焼き鉢を買った。それは「素焼き鉢」ではなくて、素焼きの一種ではあるもののいわゆる「素焼き」とは別物の「駄温鉢」であると私が知ったのは三日後のこと。130円くらい。

・かる~い鉢底石:徒歩で(早歩きで)行ったので、持って帰れる重たさである必要があった。400円ほど。

・鉢底ネット:意外にこれが高かった。250円ちょい。6号用のしか無かったので小さく切って使った。まだ何枚も余ってる。

・ベランダ園芸の土(5リットル):前述の通り持って帰れる重さである必要があったので、持ち比べてみて一番軽かった土の一番小さな袋にした。ネットで予習して「これを買おう」と決めておいた『花と野菜の培養土』は14リットルの袋しか売ってなかったため断念。500円ほど。

 

 これに消費税が加わって約1400円。手持ちが無くて手袋も土入れも買えず素手で植え付けしたら爪の間に土が入って、死体を埋めて隠した直後の殺人犯みたいな両手になった。

 その後年が明けてから液体肥料『ハイポネックス原液』を送料と合せて900円強で購入。苗の198円とそのほかすべてを足すと約2500円。CD一枚分でとりあえず最低限は揃った。ジョウロもまだ無いのでミスドの景品のポンデライオンの急須で水やりしている。

園芸デビュー

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 去る2016年12月30日、薬局に行った帰りにスーパーの中の花屋さんでプリムラ(たぶんジュリアン)の苗198円を購入。虫が苦手だからと長年我慢してきた園芸の世界についに足を踏み入れてしまった。たのしい。

 知らなかったのだけど、プリムラという名前の語源はラテン語の“primos(最初の)”、なんだとか。園芸デビューの最初の一歩にぴったりな名前の花だ。これから本格的な寒さと雪の季節が来るけど、がんばって世話するからなんとかがんばって春まで元気で咲き続けてほしい。

予約するべきか。

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 あどけなかった二匹が日に日に凜々しくたくましくなっていった様子を紙の本で高画質でいつでも好きなときに眺められるならば買うしか、と思うけれども書籍は基本的に実物を見てから買うかどうか決めたい。のだけれども予約すれば特典でポストカードが付くらしいしどうしよう。今月は講談社文芸文庫の新刊の小沼丹も買いたいのに。小沼丹が子ライオンと子トラについて書いてくれてたらよかったのに。