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羊の時刻

荻サカエの雑文置き場です。

昔から繰り返し見る怖い夢

 今日も見た。部屋を掃除していたらツタヤのレンタル袋が出てきて、中を見ると『新作』とシールの貼ってあるディスクケースが入ってる。レシートには一ヶ月以上前の日付。目が覚めると心底「夢でよかった」と思う。もうこんな夢見たくないといつも思うのに必ずまた見る。「おれそんな夢見ないぜ、ツタヤのカード持ってないから」とは家人の弁。「Tカードなんか持ってるからそんな夢見るんだよ。捨てちゃえよ」と。捨てればそれで二度とあの夢を見なくて済むなら今すぐハサミを入れたうえで燃やすことにやぶさかではないけれど、捨てても燃やしても結局夢は見るんじゃないかって気がしてそれがむしろ怖い。あの夢はずっと私の心について回るのかもしれない。『IT』みたいに。「ところで『やぶさか』って何だろう」

「なんだろうな。人の名前じゃないか」

「なんでも否定する藪坂さんって人が昔いたのかな」

「『おれは藪坂ではないから』ってことか」

「そう」

「藪坂ヤな奴だな」