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羊の時刻

荻サカエの雑文置き場です。

ベランダの花々の近況

 近所の人がこの週末、冬の間ずっと家の中で大事に育ててきたらしい鉢植えを表に出してせっせと水やりしてらした。つやつやと元気そうに輝くご近所さん宅の植物たち。尊敬。そして一抹の嫉妬。うちのベランダは二勝二敗。

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 変わらず元気なプリ村さん。酷寒の一月と二月のあいだ明るい色の花で毎朝毎夕私を元気づけてくれたプリ村さん。初めてちゃんと付き合った鉢花がプリムラジュリアンで本当に良かったと思う。私に一切苦労をかけず、楽しい思い出ばかりを毎日くれる。

 

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 灰色カビ病かも、と涙目でブログに書いて以後、これと言ってあからさまな異変は現れていないゼラニウム・ゾナル。咲かないままで萎れてしまう蕾がちらほらあるものの葉は健康。咲いている花に白い斑がちょっと入ってるからやっぱり罹患してはいるのだろうけど、あったかくなるにつれて日々元気になってゆくらしいゼラニウムの生命力と松本のカラッとした陽気がタッグを組んで病魔を駆逐しつつあるみたいだ。と言うわけで、今のところまだ薬は使っていない。今後に備えて近いうちにベニカXファインスプレーとゴーグルを買って来るつもりではある。

 で、「二敗」の内訳。チューリップ3球植えとヒヤシンス3球植えを処分した。と言ってもヒヤシンスは3球とも一番花は全うさせたから「負け」と言うほどでもないかも。二番花を待っていたら夜の冷え込みと(夜もベランダに出していた)昼間の室外機の熱とで(ヒヤシンスがうちに居たのはフラワースタンドが来る前のこと)根っこと葉っぱがやられてしまって栽培終了。ヒヤシンス、香り高くて丈夫で良い花だった。また来年。

 そしてチューリップはと言うと、ここ二週間ほど全く生長の兆候が見られなかったので、これはおそらくこのまま育てていても花は咲かないだろうと判断してお別れした。買って来たばかりの頃、鉢に植え替えようとしてポットから出したところ買って来た4号プラ鉢には根鉢が納まりきらないことが判明し(深さが足りなかった)しかたなく元のポットに戻したのだけどその時に根が傷んだんだろうか。あるいは室外機の上に置いていた頃に暑さで根が煮えたのか。それともやっぱりポットの中では窮屈すぎて根詰まりを起こしていたのか、はたまた寒さがキツすぎて育つのがイヤになったのか。チューリップなんてそこいらじゅうに植わってるし安いし、きっと簡単なんだろうと思っていたけどそんなことは無かった。春なのにチューリップが見られないのは寂しい。切り花買って来るか。

 

 昨日ふと思い立って日中のベランダの温度を測定してみた。家の中でいつも使っている据え置き型の温湿度計をまずはフラワースタンドに直に置いて測定。すると針がぐんぐんと右に動いて、「36℃」でやっと止まった。驚愕。真夏か。

 いくらなんでもこの数値は無い、フラワースタンドに直接置いたから正確な温度になってないのだろうと考えて、直射日光の下温度計を手に持ってしばらくぼーっと突っ立って待ってみた。今度の結果は「26℃(くらい。飽きて早々にベランダから撤退した)」。それでもやっぱり驚きの数値だ。天気予報だと昨日の最高気温は11℃とかそのくらいだったはず。百葉箱と日向のベランダの温度ってそんなにも違うものなのか。

 日中温度が26℃にもなる今のこのベランダでの植物の世話は果たして「春」のやり方でいいのか、それとも「初夏」に準ずるべきなのか。最低気温は零下5℃とかなんだからまだ「冬」なのか。答えは風に吹かれている。毎日植物たちの様子に直接尋ねるしか無い。

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 肥料ももらわないで力強く咲くオオイヌノフグリ。別名天人唐草(山岸凉子ファンなら誰しもこっちの名前で呼ぶだろう)。松本で桜が咲くのは四月の半ばらしいけど、この花を見たら藤原家隆の和歌を思い出した。《花をのみ待つらむ人に山里の雪間の草の春を見せばや